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SGEとは? SEOとの違いは?新しいGoogle検索の生成AI機能

SGEとは? SEOとの違いは?新しいGoogle検索の生成AI機能

最終更新日:2025年5月20日

  1. SGEとは何か?AI Overviewsへの進化
  2. SGEの4つのメリット
  3. SGEとSEOの違い・今後の対策
  4. AI Overviewsに引用されるコンテンツの特徴
  5. SGE(AI Overviews)の使い方
  6. よくある質問(FAQ)

SGEとは何か?AI Overviewsへの進化


SGE(Search Generative Experience)とは、Googleが2023年に発表した生成AI技術を使った新しい検索体験です。検索結果ページのトップにAIが生成した回答を直接表示し、ユーザーが複数のサイトを渡り歩かなくても必要な情報を得られるように設計されています。

SGEはテスト期間を経て、2024年5月にGoogleが「AI Overviews(AI概要)」として正式ローンチしました。日本では2024年8月から展開が始まっています。現在はSearch Labsで有効化しなくても多くのクエリで自動表示されており、Googleの標準機能として定着しています。

SGEとは?SGE表示画面の画像
「SGEとは」を検索した際のGoogle生成AIによるSGEの実際の検索画面(2023年テスト時)

会話形式(チャット)での質問にも対応しており、追加質問を重ねることで回答をどんどん掘り下げられます。また、長文の回答や関連動画をブラウザ内で直接表示することも可能です。

SGE チャット会話スタイル
Googleへ「東京の明日の天気は?」と検索すると、会話ボタンが表示される

たとえば「東京の明日の天気は?」と検索したあと、「岐阜県の天気は?」と追加で聞けば前の文脈を引き継いだまま新しい回答が返ってきます。ChatGPTのようなチャットスタイルで使えるのが大きな特徴です。

SGEチャットで追加質問した結果
追加で「岐阜県の天気は?」と聞いた結果。前の会話の文脈を引き継いだまま回答が表示される。
項目内容
正式名称AI Overviews(旧称:SGE)
発表時期2023年5月(テスト開始)
正式ローンチ2024年5月(米国)、2024年8月(日本)
表示場所検索結果ページ(SERPs)最上部
現在の状態多くのクエリでデフォルト表示

SGEの4つのメリット


SGE(AI Overviews)がユーザーにもたらすメリットは大きく4つあります。それぞれ実際の使い方を交えながら解説します。

① 追加質問で深い情報が得られる

「東京の天気は?」という簡単な質問から始めても、「なぜこんなに暑いの?」と追加で聞けばSGEは東京の気候や季節の仕組みまで掘り下げて答えてくれます。一問一答で終わらず、対話を重ねるほど知識が深まる点が従来の検索と根本的に異なります。

② 検索履歴を活かしたパーソナライズ回答

「おすすめの音楽は?」と質問すると、ユーザーの過去の検索履歴や閲覧サイトから好みのジャンルやアーティストを推測し、ランキングとともに表示します。ユーザーごとに異なる答えを返してくれるため、自分に最適な情報を素早く見つけられます。

③ スクロール不要で情報収集が効率化

従来の検索では、複数のWebページを開いてそれぞれ読み比べる必要がありました。SGEはAI生成回答を検索結果トップに直接表示するため、必要な情報をひとつの画面で確認できます。弊社でも導入後、リサーチ時間が体感で半分以下になりました。複雑な専門的トピックへの問い合わせにも関連情報を一括で提示してくれます。

④ 商品比較が一画面で完結

「登山靴を探しています」と検索した場合、AI が機能・価格・素材の違いを自動でまとめて表示します。複数サイトを渡り歩かなくても一画面で比較検討が完結するため、購買決定のスピードが上がります。EC事業者にとってはSGEへの引用を狙うことが新たな集客ポイントになっています。

SGEとSEOの違い・今後の対策


「SGEが普及するとSEOは不要になるのか」という疑問を持つ方が多いですが、結論からいうとSEOは引き続き重要です。SGEとSEOは競合するものではなく、むしろSEO対策がAI Overviewsへの引用に直結します。

SGEとSEOの役割の違い

項目SGE(AI Overviews)SEO
目的ユーザーの質問に直接回答を生成検索エンジンで上位表示を獲得
表示形式SERPsトップにAI生成テキストを表示SERPsに自サイトのリンクを表示
主な評価軸EEAT・信頼性・引用価値EEAT・被リンク・技術的SEO
クリック導線AI回答内の出典リンクからサイトへ検索結果の青いリンクからサイトへ

SEOがなくならない3つの理由

Googleは2024年のAI Overviews正式ローンチ後も、SEOの重要性は変わらないと明言しています。具体的な理由は次のとおりです。

  • AI Overviewsの情報源はSEO上位コンテンツ — AI Overviewsがテキストを引用するのは主に検索上位に位置するWebページです。SEO対策をしていないページはAIにも引用されにくくなります
  • 購買・問い合わせクエリはリンクをクリックする — 「岐阜 ホームページ制作 費用」のような商談に近いキーワードでは、ユーザーは比較検討のためにWebサイトを直接訪れます。AI回答だけで完結しません
  • 専門的・一次情報はAIが生成できない — 自社の制作事例・お客様の声・実際の料金体系といった一次情報は外部サイトに存在しないため、SEOでしか拾えない差別化要素です

SGE時代のSEO対策でとくに重要なこと

AI Overviewsへの引用を狙うには、EEATの強化が最も有効です。EEAT(Experience・Expertise・Authoritativeness・Trust)とはGoogleが品質評価で重視する4つの指標で、生成AIも同様の軸でコンテンツを評価します。

  • Experience(経験) — 実際に試した・現場で見たという一次体験を記事に盛り込む
  • Expertise(専門性) — 特定テーマを深く扱い、著者の専門性を明示する
  • Authoritativeness(権威性) — 業界メディアや行政サイトからの被リンクを得る
  • Trust(信頼性) — 会社概要・著者情報・出典を明記し、情報の透明性を高める

AI Overviewsに引用されるコンテンツの特徴


AI Overviewsに引用されると、検索結果最上部に出典として自サイトのリンクが表示されます。通常の検索順位とは別に露出を得られるため、サイトへの流入を増やす新しいチャンスです。引用されやすいコンテンツには明確な傾向があります。

引用されやすいコンテンツの条件

  • H2冒頭に結論を1文で書く — AIは各セクションの冒頭から回答候補を抽出します。「〜とは◯◯です」という定義文を必ず入れましょう
  • 数値・事実を具体的に記述する — 「費用が下がります」ではなく「制作費用が30〜50%削減できます」のように数値で示す
  • FAQ形式のQ&Aを設ける — 「〜とは?」「〜の方法は?」という問いと回答のセットはAIが引用しやすい構造です
  • 比較テーブルを活用する — 複数の選択肢を横並びで比較した表は、検討クエリへの回答としてそのまま引用されやすい
  • 著者情報・出典を明示する — 信頼性が確認できるページの方が引用される確率が高まります

ホームページ制作会社がAI Overviewsを意識すべき理由

「岐阜 ホームページ制作」「ホームページ リニューアル 費用」のような検索では、AI Overviewsが「制作費用の目安」や「業者の選び方」を上部で回答するようになっています。ここに引用されるかどうかが、今後の問い合わせ数に直結します。弊社sober designでも記事構成をAI引用を意識した形に順次リニューアルしている最中です。

参考として、Google広告の始め方ホームページリニューアルの費用相場の記事でも、EEATを意識した構成にしています。

SGE(AI Overviews)の使い方


2024年8月以降、日本でもAI Overviewsはデフォルトで表示されます。特別な設定は不要で、Googleで検索するだけで一部のクエリに対してAI概要が表示されます。以下の手順でSearch Labsを使うと、対応クエリをより広く試せます。

  1. Googleアカウントにログインします
  2. Google検索画面の右上にある三角フラスコ型アイコン(Search Labs)をクリックします
  3. 「AI Overviews and more」のトグルをオンにします
  4. 利用規約に同意します
  5. 設定完了。次回の検索からAI概要の表示頻度が増えます

Search Labsを使わなくても、Googleで検索するだけでAI Overviewsを確認できるクエリは増えています。実際に「ホームページ 制作費用 目安」や「WordPress リニューアル 費用」などで試してみてください。

SGEに様々な質問をチャットで行っている画面
「自然の象はどこに生息していますか?」と不意に聞いた例。前の文脈と無関係な質問にも対応する。

よくある質問(FAQ)


Q. SGEとAI Overviewsは別物ですか?

A. 同じ機能の名称変更です。Googleは2024年5月、テスト名称「SGE」を「AI Overviews(AI概要)」に改称して正式ローンチしました。機能の本質は同じですが、名称はAI Overviewsが正式名称です。

Q. AI OverviewsはすべてのGoogle検索で表示されますか?

A. すべてのクエリではありません。Googleが「AIによる回答が有益」と判断したクエリに対してのみ表示されます。ニュース系・医療系など信頼性が特に求められるクエリでは表示を抑制する傾向があります。現在も適用範囲は拡大中です。

Q. AI OverviewsにサイトのURLが引用されるとどんなメリットがありますか?

A. 検索結果最上部に出典リンクとして表示され、通常の検索順位と別に露出を獲得できます。AI概要を見たユーザーが詳しく知りたいと思ったとき、出典として最初にクリックされる可能性が高まります。とくに「〜の費用」「〜の方法」のような情報収集クエリで効果的です。

Q. SGE(AI Overviews)が広まると、SEOはどうなりますか?

A. SEOの重要性は変わりません。AI Overviewsの情報源はSEO上位コンテンツが中心です。むしろAI引用を狙うには、EEATを強化した高品質コンテンツを作ることが従来以上に求められます。上位表示とAI引用は両立できます。

Q. 中小企業のホームページもAI Overviewsに引用されますか?

A. はい、引用されます。Googleのドメインパワーより「コンテンツの品質と専門性」で引用判断がされるため、中小企業サイトでも「一次情報を持つ専門的なページ」であれば引用実績があります。地元の事業者が地域特化のQ&Aを丁寧に書いたページが引用されるケースは増えています。

Q. AI Overviewsへの引用を増やすために、今すぐできることは何ですか?

A. まず「各H2冒頭に結論を1文書く」「FAQ形式のQ&Aを5問以上設ける」「数値・固有名詞を使った具体的な記述にする」の3点を試してください。いずれも既存記事のリライトで対応できる施策です。sober designでは記事のGEO(生成AI検索最適化)対応のご相談も承っています。

著者:早川 雄也(sober design / 株式会社すいげん 代表)

Webデザイン・ホームページ制作・Webマーケティングを手がけて10年以上。製造業・医療・飲食・不動産など幅広い業種の中小企業のIT・Web支援を行っている。

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