飲食店にホームページは必要?岐阜の制作会社が「要る店・要らない店」を正直に答えます

- 「インスタやっとるで、ホームページはええわ」に本気で答える
- ホームページが要らない店、要る店の分かれ目
- 岐阜のお客さんは、もう「グルメサイトだけ」で店を選んでいない
- インスタと食べログに「お店の運命」を預けるリスク
- 飲食店のホームページに必要なページは、実は5つだけ
- 岐阜で飲食店のホームページ制作を頼むと、いくらかかるか
- 先に知っておいてほしい、「作ってから後悔する」パターン
- sober designが作ってきた飲食店・食のサイト
- よくある質問(FAQ)
- まとめ:ホームページは「席を増やさずに、いい予約を増やす」道具
最終更新日:2026年7月3日
「うちはインスタやっとるで、ホームページはええわ」。岐阜の飲食店さんとの打ち合わせで、この言葉を何度聞いたか分かりません。そして正直に言うと、この言葉は半分正しいのです。
この記事は、岐阜で飲食店を営む方に向けて、ホームページ制作が本当に必要かどうかの線引きから、必要なページ・費用・制作事例までをまとめました。制作会社が書く記事なので「とにかく作りましょう」で終わると思われるかもしれませんが、そうは書きません。要らない店には、要らない。そこからお話しします。
岐阜市を拠点に、とんかつ屋すいげんさんをはじめ飲食店のサイトを作ってきた立場からの、正直な話です。
「インスタやっとるで、ホームページはええわ」に本気で答える
まず結論です。インスタだけで席が埋まり続けているなら、ホームページを急ぐ必要はありません。ただし「見つけてもらう道具」と「安心して来てもらう道具」は別物です。
インスタが集客の主役になっている店は、実際にあります。写真が強い業態、若いお客さんが中心の店、フォロワーとの距離が近い店。その輪だけで営業が回っているなら、無理に投資する理由はないでしょう。
ただ、「インスタで十分」とおっしゃる店主さんに、私は打ち合わせでいつも1つだけ質問をします。初めてのお客さんが、来店を決める直前に何を見ているかご存じですか?と。インスタで見つけて「良さそう」と思った人は、その次に営業時間・場所・駐車場・予算を確かめます。決め手の一歩手前で見られるのは、投稿写真ではなく「確かな基本情報」なのです。
この「最後の確認」の受け皿が、更新の止まったグルメサイトの情報だけだったらどうなるか。せっかく興味を持ってくれたお客さんが、確認できずに別の店へ流れます。インスタは入口、ホームページは受け皿。役割が違うので、置き換えは利きません。
ホームページが要らない店、要る店の分かれ目
線引きを先に言い切ります。分かれ目は「お店の情報の主導権を、自分で握る必要があるかどうか」です。
| 要らない(急がなくていい)店 | 要る店 |
|---|---|
| 常連さんでほぼ席が埋まり、新規を増やす予定がない | 新規客、特に観光・出張・記念日利用を増やしたい |
| 屋台・間借りなど、Googleビジネスプロフィールで情報が完結する規模 | コース・宴会・貸切など客単価の高いメニューを売りたい |
| 近い将来、移転や業態転換を予定している | 採用に困っている。スタッフ募集で店の雰囲気を伝えたい |
| — | お取り寄せ・EC展開や多店舗化を視野に入れている |
| — | グルメサイトの掲載費・手数料に疑問を感じ始めた |
右の列に2つ以上当てはまるなら、ホームページは「あったほうがいい」ではなく「ないと機会損失が出ている」段階だと私は考えています。逆に左の列がしっくりくるなら、まずは無料のGoogleビジネスプロフィールを整えるだけで十分です。制作会社としては商売あがったりの助言ですが、事実なので仕方ありません。
なお「要る店」の筆頭が宴会・コース需要の店なのには理由があります。単価の高い予約ほど、お客さんは失敗したくないからです。会社の宴会幹事さんは、雰囲気・個室の有無・コース内容・アレルギー対応を必ず下調べします。この下調べに耐える情報量は、グルメサイトの無料枠にもインスタのプロフィール欄にも載せきれません。
見落とされがちなのが採用です。アルバイトに応募する学生も、転職を考えている料理人も、応募の前に必ず店名で検索します。そのとき出てくるのが口コミサイトだけだと、店の実際の雰囲気や働く人の顔が伝わらないまま判断されてしまいます。人手不足に悩む店ほど、ホームページは求人媒体の応募率を底上げする裏方として働きます。
岐阜のお客さんは、もう「グルメサイトだけ」で店を選んでいない
数字を3つだけ紹介します。どれも「岐阜の飲食店こそ公式の受け皿が要る」という同じ方向を指しています。
1つ目は、岐阜の競争環境です。岐阜県の喫茶店は2,393店あり、人口834人に1軒。これは高知県(831人に1軒)に次ぐ全国2位で、全国平均の2,146人に1軒と比べると2.5倍以上の密度です。
出典:総務省「令和3年経済センサス-活動調査」(全日本コーヒー協会「都道府県別 喫茶店数、一店舗当たりの人口」)をもとに整理
1店舗当たりの人口が少ない県は、住民の喫茶店利用度が高いものと推測される。
モーニング文化が根付いた岐阜らしい、ちょっと誇らしい数字です。ただ、店を営む側から見れば意味が変わります。これだけ店が密集している土地では「なんとなく入る」より「調べてから選ぶ」お客さんの取り合いになる、ということです。
2つ目は、探し方の変化です。TableCheck社の調査では、飲食店を検索する手段としてGoogleが初めてグルメサイトを抜いてトップになりました。同じ調査で、グルメサイトを「信頼しない」層は30.4%にのぼっています。
出典:TableCheck「第3回グルメサイトに関する意識調査」(2022年)をもとに整理
お客さんの動きを具体的に描くと、こうなります。Googleマップで「岐阜市 ランチ」と検索し、写真と口コミで候補を2〜3軒に絞り、気になった店の名前で検索し直して公式情報を確かめ、予約する。この最後の「名前で検索し直す」瞬間に公式サイトが出てこない店は、口コミと古いポータル情報だけで判断されてしまいます。
3つ目は、競合側の整備状況です。従業員100人以上の企業では、ホームページの開設率がすでに93.2%に達しています。
出典:総務省「令和6年通信利用動向調査(企業編)」をもとに整理
つまりチェーン店や大手は、公式情報の受け皿を当たり前に持っています。個人店が公式情報を持たないままだと、検索結果の1ページ目は大手とポータルサイトで埋まり、お店の魅力を自分の言葉で伝える場所がどこにもない状態になります。
もう1つ、岐阜ならではの事情として観光客・出張客の存在があります。長良川の鵜飼や岐阜城を目当てに来た人、駅前のホテルに泊まる出張客は、地元の口コミネットワークの外にいる人たちです。頼りはスマホの検索だけ。この層にとって、写真と営業時間がきちんと載った公式サイトの有無は、そのまま候補に残るかどうかの分かれ目になります。地元の常連さんには要らない情報が、外から来る人には決定打になるわけです。
インスタと食べログに「お店の運命」を預けるリスク
ここは私の実感も込めて書きます。借り物の場所だけで商売の情報発信を続けるのは、便利さと引き換えに主導権を手放すことです。
私自身、客として苦い経験があります。グルメサイトの情報を信じて店の前まで行ったら、定休日が変わっていて閉まっていた。悪いのはお店ではなく古い掲載情報なのですが、お客さんの記憶に残るのは「行ったのにやっていなかった」という体験だけです。あの日の私は、たぶんもうその店を予約しません。
グルメサイトもSNSも、ルールを決めるのは運営会社です。掲載順位は広告プランで変わり、アルゴリズムの変更ひとつで投稿の届き方が変わり、アカウントが凍結されれば積み上げたフォロワーとの接点は一晩で消えます。有料プランの掲載費や送客手数料も、席数の限られた個人店にはじわじわ効いてきます。
ところで、あなたのお店の名前をスマホで検索したのは、いつが最後でしょうか。検索結果の1ページ目がグルメサイトと口コミまとめだけで埋まっていたら、お店の第一印象は「他人が書いた情報」で決まっている、ということになります。ホームページを持つ最大の意味は、この第一印象の主導権を取り戻すことにあります。
岐阜の飲食店の制作事例を見たい方へ / 制作実績(WORKS)で輪来・とんかつ屋すいげんなどの事例をご覧いただけます。
飲食店のホームページに必要なページは、実は5つだけ
飲食店のサイトは、大きくて立派である必要はありません。お客さんが来店前に確かめたいことに、過不足なく答えられれば十分です。
- メニュー(価格入り):「時価」と「価格応相談」はお客さんを遠ざけます。看板メニューは写真つきで
- 営業時間・定休日・アクセス:臨時休業の告知が自分で更新できること。車社会の岐阜では駐車場情報(台数・場所・提携の有無)が生命線です
- 写真:料理と店内。スマホの画面越しに「席の空気」が伝わるかどうかで、記念日利用や宴会の予約は決まります
- 予約・問い合わせの導線:電話・LINE・予約サービスへのリンク。どれか1つを目立つ場所に
- お店の人となり:なぜこの料理か、どんな思いでやっているか。ここだけはグルメサイトに絶対に書けない情報です
打ち合わせで「あれも載せたい、これも載せたい」と話が膨らむことはよくあります。気持ちは分かるのですが、私はいつも「社長のご挨拶より、駐車場の写真のほうがお客さんは喜びますよ」とお伝えしています。読まれるのは、来店の判断に直結する情報です。
もう1つ、公開後に自分で更新できる仕組みは譲れない条件だと考えています。メニュー改定や臨時休業のたびに制作会社へ依頼して数日待つようでは、更新が止まるのは時間の問題です。私たちがWordPressでの構築を基本にしているのは、お店の方が営業の合間に自分で直せるようにするためです。
岐阜で飲食店のホームページ制作を頼むと、いくらかかるか
sober designの参考価格でお伝えします。1ページ完結のLPプランが200,000円〜、複数ページのスタータープランが300,000円〜、撮影やブランディングまで踏み込むオーダーメイドプランが700,000円〜。公開後の保守・管理は月額10,000円〜です。掲載しているのは参考価格で、仕様やページ数によって変動します。
私の意見を言えば、席数20席前後までの個人店なら、最初から大きなサイトは要りません。先ほどの5要素を1〜数ページに収めたコンパクトな構成で始めて、宴会需要やお取り寄せ販売が見えてきた段階で育てていくほうが、費用対効果は良くなります。
逆に、コース主体の店・多店舗展開中の店・採用も課題になっている店は、最初から設計に投資する価値があります。ページを後から継ぎ足すより、導線を最初に設計したほうが結局安くつくからです。費用の内訳や相場観は岐阜のホームページ制作費用の記事で詳しく解説しています。
先に知っておいてほしい、「作ってから後悔する」パターン
せっかく作るなら、よくあるつまずき方も先にお伝えしておきます。相談の場で実際に何度も出会ってきた光景です。
いちばん多いのは、開店時に気合を入れて作って、そのまま放置されるパターンです。メニューは開店当時のまま、写真には今はいないスタッフが写っていて、お知らせの最新記事は数年前の年末年始の営業案内。こうなると、サイトがあることがかえって「この店、大丈夫かな」という不安材料になります。作りっぱなしのホームページは、灯りの消えた看板と同じです。
契約面のつまずきもあります。更新のたびに制作会社への依頼が必要な契約になっていて、1行直すのに数千円と数日かかる。これでは更新が止まって当然です。見積もりの段階で「臨時休業のお知らせを自分で出せるか」を必ず確かめるようにしてください。金額よりも先に確認する価値があります。
そして意外に多いのが、パソコンでしか確認していなかったパターンです。飲食店のサイトを見るお客さんの大半はスマホからです。パソコンでは美しいのに、スマホだとメニュー表の文字が読めない、電話番号がタップできない。公開前の確認は、必ずご自身のスマホで行うこと。細かい話ですが、予約の電話が1本増えるか減るかはこういう部分で決まります。
sober designが作ってきた飲食店・食のサイト
sober design(株式会社すいげん)は岐阜市の制作会社として、飲食・食の分野で制作を重ねてきました。岐阜ではとんかつ屋すいげん様、神戸の焼豚専門店の堂記號様のホームページ制作。岐阜の魚屋サーカス様のブランディング・ロゴ・ホームページ制作。ECでは岐阜のTAKURO COFFEE様、富山の竹田牧場様のホームページ・オンラインショップ制作を手がけています。
飲食店のサイトで成果を分けるのは、結局のところ写真です。私たちは撮影も自社で行うため、料理の湯気が立っているうちにシャッターを切れます。岐阜市内なら「新メニューが出たので撮りに来てほしい」に身軽に応えられるのは、地元の制作会社ならではだと思っています。
ホームページ単体で終わらせず、Googleビジネスプロフィールやインスタとの役割分担まで含めて設計するのが私たちのやり方です。入口はマップとSNS、受け皿は公式サイト。この分担ができると、それぞれの施策が互いに効き始めます。集客まで含めた相談はWebマーケティング支援で承っています。
よくある質問(FAQ)
インスタで集客できているのですが、それでもホームページは必要ですか?
インスタで席が埋まり続けているなら急ぐ必要はありません。ただしインスタは「見つけてもらう」道具で、営業時間・駐車場・コース内容など「来店直前の確認」には向きません。新規客や宴会需要を増やしたい段階になったら、受け皿として用意する価値があります。
食べログやぐるなびをやめて、ホームページだけにしてもいいですか?
いきなりやめる必要はありません。グルメサイトには送客力が残っており、併用が現実的です。順番としては、まず公式サイトとGoogleビジネスプロフィールを整えて自前の導線を作り、グルメサイト経由の予約比率を見ながら有料プランを見直すのが安全です。
飲食店のホームページ制作費用はいくらくらいですか?
sober designの参考価格で、1ページ完結のLPプランが200,000円〜、複数ページのスタータープランが300,000円〜、撮影・ブランディング込みのオーダーメイドプランが700,000円〜です。仕様により変動するため、席数や業態を伺ったうえでお見積もりします。
料理の写真は自分たちで用意しないとだめですか?
スマホ写真の持ち込みも可能ですが、料理写真はサイトの成果を左右する部分なので、プロ撮影を推奨しています。sober designは撮影・動画も自社対応しており、岐阜市内なら新メニューの追加撮影にも柔軟に伺えます。
メニューや営業時間の更新は自分でできますか?
できます。WordPressでの構築を基本にしており、メニュー差し替えや臨時休業のお知らせ程度なら、スマホやパソコンから数分で更新できるように設計します。公開時に操作方法もお伝えします。
予約機能はつけられますか?
電話・LINE・外部予約サービスへの導線設計が基本です。すでにお使いの予約サービスがあれば、そのリンクを予約ボタンとして目立つ位置に配置します。店の規模と運用体制に合わせて、無理のない形を提案します。
岐阜市外(各務原・大垣・関など)でも対応してもらえますか?
対応しています。岐阜県を中心に名古屋・愛知まで、打ち合わせや撮影に直接伺える範囲で活動しています。オンラインでの打ち合わせも可能です。
作ったのに誰も見に来ない、とならないか心配です。
もっともな心配です。ホームページは作っただけでは見られません。だからこそ、Googleビジネスプロフィール・インスタ・グルメサイトからの導線とセットで設計する必要があります。公開後の集客の考え方はホームページで集客できない原因でも解説しています。
岐阜の飲食店ホームページのご相談はこちら / TEL:058-213-0270(受付:月〜土 9:00〜18:00)/ お問い合わせフォーム・LINEからもご連絡いただけます。
今のお店の情報、お客さんにちゃんと届いている?無料HP診断はこちら / TEL:058-213-0270(受付:月〜土 9:00〜18:00)
まとめ:ホームページは「席を増やさずに、いい予約を増やす」道具
岐阜の飲食店にホームページが要るかどうかは、店によって答えが違います。常連さんで回っている店には要りません。新規客・宴会・採用・お取り寄せのどれかを増やしたい店には、グルメサイトとインスタだけでは届かない「最後の確認」の受け皿として効いてきます。
作るなら、大きなサイトは不要です。価格入りメニュー・営業時間と駐車場・写真・予約導線・お店の人となり。この5つを、自分で更新できる形で持つこと。喫茶店密度全国2位の岐阜で選ばれ続けるための、地味ですが確かな土台になります。
迷っている段階のご相談も歓迎です。今のインスタやグルメサイトの状態を拝見して、「まだ作らなくていい」を含めて正直にお答えします。まずは制作実績で飲食店の事例をご覧のうえ、お気軽にお問い合わせください。