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通販サイト制作の費用相場|方式別の料金とEC構築で失敗しない予算の考え方

通販サイト制作の費用相場|方式別の料金とEC構築で失敗しない予算の考え方
  1. 結論:通販サイト制作の費用は「作り方」で10万円〜500万円以上まで変わる
  2. 通販サイト制作費用の相場|全体感をつかむ
  3. 構築方法5タイプ別の費用相場
    1. モール型|集客力を借りて早く売る
    2. ASP型|月額制で自社ショップを持つ
    3. フルスクラッチ型|独自要件をゼロから作る
  4. 費用の前に決めておきたい3つのこと
  5. 費用の内訳|初期費用だけでなくランニングコストを見る
    1. 初期費用に含まれるもの
    2. ランニングコストに含まれるもの
  6. Shopifyで通販サイトを作る場合の費用
  7. 通販サイト制作で失敗しない費用の考え方
  8. 通販サイト制作の進め方|発注から公開までの流れ
  9. sober designの通販サイト制作|EC実績とワンストップ
  10. よくある質問(FAQ)
  11. まとめ:費用は「作り方」と「総額」で考える

最終更新日:2026年6月24日

結論:通販サイト制作の費用は「作り方」で10万円〜500万円以上まで変わる

通販サイト(ECサイト)の制作費用は、選ぶ作り方しだいで大きく変わります。月額数千円のASP型なら10万円前後から、オリジナル開発のフルスクラッチなら500万円以上になることもあります。「ネット通販はいくらで作れる?」という問いに一つの答えはありません。まず決めるべきは金額ではなく、自社に合う作り方です。

この記事では、通販サイト制作の費用を方式別に整理し、初期費用とランニングコストの内訳、Shopifyで作る場合の料金、そして安さだけで選んで失敗しないための予算の考え方までを、Web制作会社の視点でまとめました。これから通販を始める中小企業の担当者が、見積もりを正しく読めるようになることを目指します。

費用を考えるとき、多くの人が「いくらで作れるか」だけに目を向けます。しかし本当に見るべきは「いくらで売れる状態を作れるか」です。同じ100万円でも、売れる導線まで設計された100万円と、見た目だけ整えた100万円では、回収できる金額がまったく違います。金額の大小ではなく、その費用が売上にどうつながるかで判断してください。

通販サイト制作費用の相場|全体感をつかむ

最初に、相場の全体感をつかんでおきましょう。調査では、ECサイト制作の平均発注額は163.2万円、中央値は100.0万円で、〜100万円までで作っている事業者が約5割を占めます。つまり「100万円前後」が一つの目安になります。

出典:Web幹事「ECサイト制作の平均費用相場を大調査」をもとに整理

ただし平均はあくまで目安です。小規模なネットショップなら数十万円、機能を盛り込んだ中規模サイトなら200万〜500万円と、規模と要件で幅が出ます。大切なのは「自社の通販に本当に必要な機能はどこまでか」を見極め、過不足のない予算を組むことです。

市場の追い風も押さえておきましょう。日本のBtoC-EC市場規模は2024年に26.1兆円へ拡大し、物販分野のEC化率は9.78%まで伸びました。オンラインで買う行動が定着するなか、通販サイトは地方の事業者でも全国へ売れる販路になります。費用を「コスト」ではなく「販路への投資」として捉える視点が、判断を前に進めます。

出典:経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査」をもとに整理

予算別のイメージもつかんでおきましょう。10万円台ならASPのテンプレートを活かした最小構成、50万円前後ならデザインを自社らしく整えた標準的なショップ、100万〜200万円ならブランド設計や商品撮影まで含めた作り込み、というのが一つの目安です。自社が今どの段階にいるかで、適正な予算は変わります。背伸びして高機能を入れるより、売上の伸びに合わせて段階的に投資するほうが、失敗が少なくなります。

構築方法5タイプ別の費用相場

通販サイトの費用は、構築方法でほぼ決まります。代表的な5タイプの初期費用の目安を、特徴とあわせて整理しました。自社の売上規模・商品数・こだわりたい範囲と照らして読んでください。

構築方法初期費用の目安向いている事業者
モール型(楽天・Amazon・Yahoo!)数万円〜集客力を借りてまず売りたい。手数料は継続発生
ASP型(Shopify・カラーミー等)10万〜100万円月額で手早く自社ショップを持ちたい中小事業者
オープンソース型50万〜150万円ある程度カスタマイズしたいが費用は抑えたい
パッケージ型100万〜500万円中〜大規模。基幹システム連携が必要
フルスクラッチ型500万円〜独自機能・大規模運用。予算に余裕がある

出典:Web幹事「ECサイト構築の料金相場」などをもとに整理

多くの中小企業にとって現実的な選択は、モール型かASP型です。とくにASP型は、月額制で初期投資を抑えつつ自社ブランドのショップを持てるため、最初の通販サイトとして選ばれています。商品数が増え、独自の在庫連携や会員機能が必要になった段階で、上位の方式へ移行する流れが無理のない進め方です。

モール型|集客力を借りて早く売る

楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピングなどに出店する方式です。モール自体に膨大な利用者がいるため、立ち上げ直後から見てもらいやすいのが最大の強みです。一方で、出店料や販売手数料が継続して発生し、ブランドや顧客データが自社に蓄積しにくい弱点があります。「まず売上を立てたい」段階に向いています。

ASP型|月額制で自社ショップを持つ

Shopifyやカラーミーショップなどのカートシステムを借りて、自社ドメインのショップを作る方式です。初期投資を抑えつつ、デザインやブランドを自社のものとして育てられます。テンプレートが用意され、決済・セキュリティもプラットフォーム側が管理するため、運用負担も軽めです。中小企業が最初に持つ通販サイトとして、もっとも現実的な選択肢といえます。

フルスクラッチ型|独自要件をゼロから作る

既製のシステムを使わず、ゼロから開発する方式です。独自の業務フローや大規模な在庫・会員管理を実現できますが、費用は500万円以上、開発期間も数か月単位になります。年商規模が大きく、既製サービスでは要件を満たせない事業者向けです。多くの中小企業には、まずオーバースペックになりがちです。

費用の前に決めておきたい3つのこと

見積もりを取る前に、社内で次の3点を固めておくと、提案も費用もぶれません。ここが曖昧なまま発注すると、追加要望が膨らんで予算を超えやすくなります。

  • 何を・誰に売るか:商材と客層が決まると、必要な機能とデザインの方向が定まる
  • 月いくら売りたいか:売上目標から、かけてよい初期費用とランニングの上限が逆算できる
  • 誰が運用するか:商品登録・受注対応・発送を社内で回せるか、外部に頼るかで体制が変わる

とくに見落とされがちなのが、3つ目の運用体制です。通販は公開してからの作業量が多く、受注対応や在庫更新が滞ると顧客の信頼を失います。作る前に「誰がどこまで回せるか」を決めておくことが、結果的に費用と労力のムダを防ぎます。

費用の内訳|初期費用だけでなくランニングコストを見る

通販サイトの費用で見落とされがちなのが、公開後に毎月かかるランニングコストです。初期費用の安さだけで決めると、運用が始まってから「思ったより高い」と気づくことになります。費用は初期と継続の両方で考えてください。

初期費用に含まれるもの

初期費用は、サイトの設計・デザイン・構築・商品登録・決済設定などで構成されます。デザインをテンプレートで済ませるか、ブランドに合わせてオリジナルで作るかで金額が変わります。商品点数が多い場合は、商品登録の作業費もまとまった額になります。

ランニングコストに含まれるもの

毎月かかるのは、プラットフォームの月額利用料、決済手数料、サーバー・ドメイン代、保守・更新費などです。決済手数料は売上に比例するため、売れるほど負担も増えます。集客のための広告費や、商品撮影・ページ更新の運用費も、現実には継続して発生します。「作って終わり」ではなく「育てて売る」前提で予算を組むことが、黒字化への近道です。

たとえば月商100万円のショップなら、決済手数料だけで月に数万円が差し引かれます。ここにプラットフォーム月額と広告費が乗るため、ランニングは決して小さくありません。初期費用を50万円削れても、運用設計を誤って毎月の利益が圧迫されれば、トータルでは損をします。見積もりを比べるときは、初期費用の安さよりも、1年・3年でいくらかかり、いくら回収できるかという時間軸で考えてください。安く見える提案ほど、含まれない費用がどこに隠れているかを確認することが大切です。

自社の通販に合う作り方を相談したい方へ制作実績(WORKS)でEC・通販サイトの事例をご覧いただけます。

Shopifyで通販サイトを作る場合の費用

ASP型のなかでも、世界的に使われているのがShopifyです。月額料金が公式に公開されており、費用の見通しを立てやすいのが特徴です。代表的なプランの月額は次のとおりです(年額払いの月額換算)。

プラン月額(年額払い)想定する規模
ベーシック3,650円個人・小規模で始める
スタンダード(Grow)10,100円売上が伸びてきた事業者
アドバンス44,000円レポート・運用を強化したい

出典:Shopify公式 料金プランをもとに整理(料金は改定されるため最新は公式を確認)

これはあくまでプラットフォームの利用料です。実際には、ここにデザイン・初期構築・商品登録などの制作費が加わります。テンプレートを活かした構築なら数十万円から、ブランドの世界観に合わせてしっかり作り込むなら100万円前後が一つの目安です。Shopifyは拡張アプリが豊富なため、必要な機能だけを足して費用を最適化できます。海外展開や多言語・多通貨にも対応しやすく、将来サイトを大きくしたい事業者にとっても、移行のしやすさは選ぶ理由になります。

通販サイト制作で失敗しない費用の考え方

費用を抑えたい気持ちは当然ですが、安さだけで選ぶと結局売れずに作り直すことになりがちです。失敗を避けるために、次の3つの視点を持ってください。

  • 目的から逆算する:月いくら売りたいかを先に決め、それに必要な機能だけに投資する
  • 総額で比較する:初期費用だけでなく、1年・3年のランニングコストを含めて見る
  • 受け皿の質を落とさない:商品写真・導線・スマホ表示は売上を直接左右するため削らない

とくに大切なのが、商品写真とブランドの一貫性です。ロゴ・サイト・商品写真がばらばらだと、味や品質が良くても「ちゃんとした店なのか」と不安を持たれます。逆に世界観がそろっていれば、初めての訪問者でも安心して購入に進めます。EC・通販は、機能の豪華さより「買いたくなる見せ方」が成果を分けます。

安く始めること自体は悪くありません。問題は、集客や運用を考えずに「作ること」だけにお金を使ってしまうことです。通販は公開後に売るための運用が本番です。制作と集客・運用をひとつの視点で設計できる相手を選ぶと、投資が無駄になりにくくなります。

通販サイト制作の進め方|発注から公開までの流れ

費用の見通しは、制作の流れを知るとさらにクリアになります。一般的なASP型・制作会社依頼の場合、発注から公開までは次のように進みます。期間の目安は、小〜中規模で1〜3か月です。

  • ① 要件整理:商材・目標・必要な機能・予算を固め、方式を選ぶ
  • ② デザイン:ブランドに合わせてトップ・商品ページの見せ方を設計する
  • ③ 構築・商品登録:カート・決済・配送設定を行い、商品を登録する
  • ④ テスト・公開:注文〜決済の動作を確認し、問題がなければ公開する
  • ⑤ 運用・改善:アクセスと売上を見ながら、集客とページを継続的に磨く

この流れのなかで費用が増えやすいのは、②デザインと③商品登録です。デザインをオリジナルで作り込むほど、また商品点数が多いほど、初期費用は上がります。逆に、テンプレートを活かし、商品登録を一部自社で担えば、初期費用は抑えられます。どこにお金をかけ、どこを自社で巻き取るかを、発注前に切り分けておくと予算をコントロールしやすくなります。

もう一つ意識したいのが、⑤の運用を前提に体制を組むことです。公開はゴールではなくスタートです。撮影やページ更新、キャンペーン設計まで伴走できる制作会社を選ぶと、公開後に手が止まらず、売上の立ち上がりが早まります。見積もりを比べるときは、制作費だけでなく「公開後にどこまで支えてくれるか」も判断材料に加えてください。

sober designの通販サイト制作|EC実績とワンストップ

sober design(株式会社すいげん)は、ホームページ制作からEC構築、ブランディング、集客・運用までを一社で担うWebパートナーです。岐阜市を拠点に、富山・京都・愛知など全国のEC・通販案件を手がけてきました。

たとえば竹田牧場様(富山)では、ECサイト・HP制作・ロゴまで一貫して制作し、商品の世界観をデザインで統一しました。ほかにもRawto様(ペットフード・京都)、オリジナル看板のブロックヘッドアイデアワークス様、医療用白衣のProud of Doctors様(Shopify EC)など、業種も方式もさまざまな通販サイトを支援しています。「どの作り方が自社に合うか」から一緒に考え、作って終わりにしない伴走を大切にしています。

料金は、スタータープラン30万円〜、オーダーメイドプラン70万円〜が目安です(EC機能や商品点数など仕様により変動します)。保守・管理は月額1万円〜で、公開後の運用も継続して支えます。費用感の詳細や、自社に合う方式の相談は、お気軽にお問い合わせください。Web集客まで含めた設計はWebマーケティング支援でご案内しています。

強みは、撮影・デザイン・ブランディングまで一社で対応できる点です。通販サイトの成果を左右するのは、結局のところ商品をどう見せるかです。世界観に合った写真と、ブレのないデザインを同じチームで用意できると、伝えたい価値がそのまま購入の後押しになります。素材集めの負担を発注側が抱え込まずに済むため、立ち上げのスピードも上がります。さらに、公開後はアクセス解析をもとに、売れない原因の切り分けから改善までを継続して伴走します。作って納品して終わり、ではない関わり方が、通販を「育つ販路」に変えていきます。

よくある質問(FAQ)

通販サイトの制作費用は最低いくらから可能ですか?

ASP型(Shopifyなど)を使えば、プラットフォーム月額3,000円台+制作費で、小規模なら10万円台から始められます。まず小さく立ち上げ、売上に応じて機能を足していく進め方が、初期リスクを抑えられます。

通販サイトとECサイト、ネットショップは何が違いますか?

ほぼ同じ意味で使われます。いずれもインターネット上で商品を販売するサイトを指します。本記事では「通販サイト」で統一していますが、費用や作り方の考え方は呼び方が変わっても同じです。

モール型と自社ECサイトはどちらが良いですか?

集客力をすぐ借りたいならモール型、ブランドを育てて利益率を高めたいなら自社EC型が向きます。両方を併用する事業者も多くいます。手数料の負担と、自社で集客できる体制があるかを基準に選んでください。

費用を抑えるにはどうすればよいですか?

テンプレートを活かす、初期は機能を最小限にする、商品登録など一部を自社で行う、といった方法があります。ただし商品写真や購入導線など、売上に直結する部分は削らないでください。総額(初期+ランニング)で比較することも大切です。

作った後の運用費はどのくらいかかりますか?

プラットフォーム月額、決済手数料、保守費が中心です。決済手数料は売上に比例します。これに集客の広告費や、ページ更新・商品撮影の費用が加わります。作る前に、月々いくら運用に回せるかを決めておくと安心です。

通販サイトを作れば売れますか?

作っただけでは売れません。公開後の集客と運用が成果を分けます。商品写真・導線・スマホ対応を整えた受け皿に、SEOやSNS、広告で人を運ぶ設計が必要です。制作と集客をひとつの視点で進めてください。

通販サイト制作のご相談はこちら / TEL:058-213-0270(受付:月〜土 9:00〜18:00)/ お問い合わせフォーム・LINEからもご連絡いただけます。

今のサイトは売れる受け皿になっている?無料HP診断はこちら / TEL:058-213-0270(受付:月〜土 9:00〜18:00)

著者:早川 雄也(sober design / 株式会社すいげん 代表)

Webデザイン・ホームページ制作・Webマーケティングを手がけて10年以上。製造業・医療・飲食・不動産・ECなど幅広い業種の中小企業のIT・Web支援を行っている。

まとめ:費用は「作り方」と「総額」で考える

通販サイト制作の費用は、作り方しだいで10万円台から500万円以上まで変わります。多くの中小企業にはモール型かASP型が現実的で、まず小さく始めて育てる進め方が無理のない投資になります。初期費用だけでなく、ランニングコストまで含めた総額で判断してください。そして金額そのものより、その費用がどれだけ売上につながるかという視点を常に持つことが、後悔しない発注につながります。

方式選びに迷ったら、まずASP型から小さく始めるのが、多くの中小企業にとって無理のない一歩です。売上が育ってきたら、在庫連携や独自機能を足して上位の方式へ移ればよいのです。最初から完璧を目指すより、小さく出して改善を重ねるほうが、結果的に早く黒字に近づきます。

そして、通販は公開後の集客と運用が本番です。制作と集客を切り離さず設計できる相手を選べば、費用は無駄になりにくくなります。自社に合う作り方や費用感を確かめたい方は、EC・通販サイトの制作実績もあわせてご覧ください。現状のサイトや構想をお聞かせいただければ、適した方式と概算費用をご提案します。